2011年7月23日

博物館分館(旧安房博物館)で、「安房の伝統工芸展―房州うちわと唐棧織―」を開催しています。

安房を代表する伝統工芸「房州うちわ」と「唐棧織」をご存知でしょうか。

館山市立博物館収蔵資料展「安房の伝統工芸展―房州うちわと唐棧織―」では、これら二つの伝統工芸を取り上げ、その作品と伝統技術を紹介します。

房州うちわは、館山市那古・船形や南房総市富浦町の周辺に伝わり、丸亀うちわ(香川県丸亀市)・京うちわ(京都市)と並ぶ三大うちわのひとつとされ、丸柄が特徴です。良質な竹の産地であるという地域の特性を生かして、明治時代に製作が始まり、その後は漁師町の女性の手内職として多くの人が携わり、現在は、国の伝統工芸品に指定されています。


唐棧織は、安土桃山時代にインドから伝わった木綿縞織がもとになり、館山には明治時代初頭に技術が伝えられました。現在、その伝統は齊藤家だけに受け継がれ、千葉県無形文化財に認定されています。


昨年の千葉国体において、館山市では房州うちわと唐棧織を、全国の方々へのおもてなしをあらわす記念品としました。

千葉県が男女総合優勝(天皇杯獲得)・女子総合優勝(皇后杯獲得)のダブルタイトルを獲得した感動を、市民の皆様方と共有するため、「ゆめ半島千葉国体」展をあわせて開催します。


みなさんのご来館をお待ちしています。

◆開催期間  平成23年6月29日(水)~9月4日(日)
◆開館時間  午前9時~午後4時45分(入館は、午後4時30分まで)
◆休館日   月曜日         
◆会 場   渚の駅たてやま 館山市立博物館分館(旧安房博物館)
         〒294-0036 館山市館山1564-1  TEL 0470-24-2402
◆観覧料   無料