2012年1月8日

第3回安房学講座を開催しました。

1月7日(土)、市立博物館分館で今年度最後の安房学講座を開催しました。

安房学講座の様子


テーマは「房総の地震の歴史 元禄地震における被害と地殻変動―文献史料と絵画から見た分析―」以前安房博物館に研究員として在籍し、現在は國學院大學神道文化学部教授の笹生衛教授を講師に迎え、講演していただきました。

講師の笹生衛氏


平成15年、安房博物館で企画展「地震と津波」が開催されました。当時、安房博物館の上席研究員であった笹生教授は各地を調査し、元禄地震について多くの資料や情報を集められました。
記録や絵図等から、安房地域の津波被害や地殻変動の傾向に触れ、元禄地震がもたらした影響について詳細にお話いただきました。

文書や絵図を写真で紹介


今回は地震についてのお話、さらに元安房博物館上席研究員の笹生教授の講演とあって、会場は超満員。定員80名のところ、参加者100名を超える熱狂ぶりでした。

会場を埋め尽くす参加者


今年度の安房学講座はこれで終了です。
館山市立博物館では、来年度も安房学講座の開催を予定しています。
日程やテーマなど詳細が決定しましたら、当ブログのほか、市ホームページ、市広報「だん暖たてやま」、新聞等でご案内します。
来年度も魅力ある安房学講座を目指していきますので、お楽しみに!

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