2012年7月20日

平成24年 館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」

「神余日吉神社のかっこ舞」は、毎年7月19、20日の日吉神社例祭で奉納される三匹獅子舞で、雨乞いと五穀豊穣を祈る神事。

2日目の今日は、館山市神余地区の8ヶ所で奉納されました。


神余日吉神社のかっこ舞は、250年の歴史を持つと伝えられていますが、
太平洋戦争などにより途絶えた時期もありました。

昭和49(1974)年に地元の高校生が「あすなろ会」を立ち上げて復活させ、
現在は、神余かっこ舞保存会の指導を受けながら、
地域が一体となって継承しています。

3人の男子が獅子頭をかぶります。


腰につけた小太鼓を打ち鳴らして踊ります。

4人の女子が雨を表す7色の紙を垂らした花笠をかぶり、
ササラを鳴らして祈る「ササラ踊り」。

素朴な太鼓と笛の響きに合わせた勇壮な舞は、見る人を魅了します。

 
神余でかっこ舞がはじめられた当初から使用されていると伝えられる獅子頭。

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