2012年11月25日

第9回豊房地区コミュミティのつどい「たてやま村歌舞伎保存会公演-白浪五人男」

平成24年11月25日(日)、館山市立豊房小学校体育館で、豊房地区コミュミティのつどいが開催されました。




豊房小学校校庭のイチョウが美しかった。晩秋の風景です。

9年振りに開催された「豊房地区コミュニティのつどい」で、たてやま村歌舞伎保存会が「白浪五人男」を上演しました。



満員の体育館。拍子木を打ち鳴らして入場。
役者さんたちの堂々とした入場。

平成13年の鳥取県関金町(現倉吉市)のこども歌舞伎がきっかけとなり、翌14年、40年振りに復活した「古茂口・藤原の村歌舞伎」。

平成15年、古茂口・藤原の村歌舞伎を、館山の伝統文化として、守り、育て、伝えようと設立されたのが、たてやま村歌舞伎保存会です。

今回の「白浪五人男」には、新たに館山市豊房幼稚園の園児6人が参加。
捕手を演じてくれました。



今回だけでなく、引き続いて演じてくれると嬉しいです。
子どもたちの演技に、御捻りが飛びます。

演目の白浪五人男は、歌舞伎狂言のなかでも特に有名な作品で、正式名称は、河竹黙阿弥作「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」といいます。

そのなかでも、稲瀬川勢揃いの場は、五人男が揃って登場する場面で、通称「白浪五人男」と呼ばれています。




五人男が、それぞれツラネと呼ばれる七五調の名台詞と、独特の見栄を切って演じるところが人気の秘密です。





大団円。

たてやま村歌舞伎保存会のみなさんは、公演直前のアクシデントにもかかわらず、一致団結して安定した素晴らしい舞台を披露してくれました。

来年は、たてやま村歌舞伎保存会が設立されて10周年の記念の年。
今から記念公演が楽しみです。




また、「豊房地区コミュニティのつどい」では、

神余かっこ舞保存会のみなさんが、館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」を披露してくれました。




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