2013年2月21日

里芋を奉納 五穀豊穣を祈願 「茂名の里芋祭り」

昨日2月20日、館山市茂名で、国の重要無形民俗文化財「茂名の里芋祭り」が奉納されました。

氏子が、里芋を村の鎮守・十二所神社に奉納し、五穀豊穣と無病息災を祈ります。

 


祭りは、氏子27軒が、当番宅に蒸したサトイモを持ち寄り、高さ60cmほどの山形に積み上げ、神社の掛軸の前に供えるところから始まります。




翌日の朝、二つの竹かごに約120個ずつが載せられ、担いで神社に奉納されます。






神社の祭神で雌雄同体の「国常立命」が、12人の子を育てるため、足らない乳の分を里芋や甘酒で補ったという伝承があります。

この里芋を食べると風邪を引かず、子宝に恵まれるとされ、祭典後、氏子各戸に配られます。


茂名の雪景色。大変珍しい風景です。