2013年4月13日

歴史副読本『さとみ物語』と『たてやまスタディ~知って得する館山ガイド~』を刊行しました。



平成24年度の緊急雇用事業を活用し、歴史、文化、自然といった館山市が持つ魅力を、多くの市民の皆様に知っていただけるように、歴史副読本『さとみ物語』と『たてやまスタディ~知って得する館山ガイド~』を制作しました。

写真、イラスト等を多用し、読みやすく親しみをもっていただけるようにしました。

 各印刷物の概要について、お知らせします。


1. 歴史副読本『さとみ物語』

(1) 規格  A4 無線綴じ フルカラー 52頁

(2) 内容
 館山市民の誇りである戦国大名里見氏。館山市は、里見氏最後の居城である館山城跡を城山公園として市民の憩いの場に整備し、昭和57・58年には館山城(八犬伝博物館)と館山市立博物館本館を開館するなど、里見氏の歴史遺産を活用したまちづくりに取り組んできました。

  その一方で、戦国大名里見氏の歴史と、里見氏を題材に書かれたフィクションである『南総里見八犬伝』が混同され、史実による里見氏の足跡が、館山市民の皆様にあまり知られていない状況も見受けられます。

  そこで、「里見氏城跡 稲村城跡」が、平成24年1月に国史跡に指定されたことを契機に、館山市の歴史に深くかかわった里見氏の歴史を紹介し、安房地域の中核都市としての館山市の歴史が、里見氏の時代に始まることを理解していただくために、歴史副読本『さとみ物語』を刊行しました。

  市民副読本『さとみ物語』(初版:平成11年、2版:平成21年)に、最新の研究成果を付け加え、小学校高学年の児童でも読めるように書き直しました。小・中学生が、ふるさとの歴史を正しく知り、その伝統や歴史遺産を受け継いで、次の世代に伝えていくことができるような案内書として活用を図っていきます。

(3) 印刷  5,000部

(4) 配布  市立小学校の5・6年生、市立中学校の1・2・3年生。市内の歴史、文化関係団体、館山市観光協会等に配布します。

(5) 閲覧  ・図書館 ・博物館本館 ・“渚の駅たてやま”渚の博物館 ・中央公民館 ・各地区公民館 ・若潮ホール ・菜の花ホール・豊津ホール 


2. 『たてやまスタディ~知って得する館山ガイド~』

(1) 規格  A5変形 無線綴じ フルカラー 88頁

(2) 内容

 これまで、市民の皆様が館山市の歴史遺産や自然遺産について総合的に学習する機会はあったものの、それらについて最小限の知識を習得する教本はありませんでした。

 そこで、まちあるきを楽しむ来訪者に「おもてなしの心」を持って接し、館山の案内をするために必要な、まちあるきガイドを育成するという視点に立ったテーマ別の教本を作成しました。

  中学生をはじめとする若い世代に、館山の豊かな自然や歴史に誇りを持ってもらうことが大切であり、この『たてやまスタディ』を手に持ち、まちを歩いてもらい、ふるさと学習の推進と、歴史・自然遺産を活用した地域活性化を図っていきます。

(3) 印刷  5,000部

(4) 配布  市立小学校の5・6年生、市立中学校の1・2・3年生。館山市観光協会、市内の歴史、文化関係団体等に配布します。

(5) 閲覧  ・図書館 ・博物館本館 ・“渚の駅たてやま”渚の博物館 ・中央公民館 ・各地区公民館 ・若潮ホール ・菜の花ホール ・豊津ホール

 
 
 

 販売はしません。ご了解いただけますよう、よろしくお願いします。