2013年7月16日

本と人とをつないで70年~館山市図書館は創立70周年です

館山市に公立の図書館ができたのは、昭和18年8月1日のこと。
詳しい記録は残念ながら残っていませんが、
当時の市長が元館山海軍航空隊の兵隊さんたちのために、といって、
設置したのが始まりだといわれています。
開設当時は、館山駅前の中村屋の近くにあったという図書館、
70年の間に2度の移転をし、昭和47年より現在の場所で運営されています。

哲学、歴史、社会の動き、科学、技術、産業、芸術、ことば、物語…
世の中のあらゆる事柄が、文字に書き留められ、本として出版されています。
その「本」を選んで集め、整理をしたうえで市民に利用してもらい、
保存して後の世代に伝えるのが、図書館の役割です。

困ったとき、悩んだときに本から知識を得てそれを役立てることができるように、
生きるための読書を支える、ライフラインとしての図書館。
読むことの楽しみ、知ること・学ぶことの楽しみを得られる場としての図書館。
市民のさまざまな読書に寄り添って、70周年を迎えることができました。
建物も古く、とても小さな図書館ですが、
これからも読書のおもしろさ、本の良さを伝え、
市民に身近な図書館でありたいと願っています。

(参考資料:「千葉県図書館史」 千葉県図書館史編纂委員会 編 千葉県立中央図書館 1968年)


70周年を迎えた図書館
今後ともよろしくお願いいたします