2013年8月9日

青木繁「海の幸」オマージュ展 第4回京都展が開催されています。

NPO法人青木繁「海の幸」会主催の青木繁「海の幸」オマージュ展。

東京銀座・永井画廊での第3回東京展(7月19日~8月2日)に続き、京都市中京区のギャラリーヒルゲートで、8月6日からはじまりました。(会期は8月11日(日)まで)


ギャラリーヒルゲート
すぐ近くに織田信長終焉の地・本能寺があります。


青木繁の代表作「海の幸」(重要文化財)は、明治37(1904)年の夏、青木が東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業して間もない頃、現在の館山市布良にある小谷家で制作されました。同会は、小谷家住宅を当時の姿に復元し保存することと、その公開を目標に文化財保存活動を行っています。

第4回京都展では、会の作家の有志が、青木繁「海の幸」への思いを込めて制作した作品68点と、愛知県の収集家が所蔵する青木繁のデッサン「水玉の風景」が展示されています。


ギャラリー1階

ギャラリー2階
特別展示されている青木繁デッサン「水玉のある風景」

「水玉の風景」には、布良の阿由戸浜が描かれています。


青木繁デッサン「水玉のある風景」

同展のオープニングパーティーが、8月6日(火)午後6時から会場で行われました。「海の幸」が描かれた館山市から関係者が出席し、小谷家住宅文化財保存活動への支援をお願いしました。



挨拶をするNPO法人青木繁「海の幸」会の吉岡友次郎事務局長


同会には、会派や団体をこえて“熱烈な青木ファン”と自称する画家500名が集結し、オマージュ展の売上金から経費を除いた額が、館山市指定有形文化財(建造物)「小谷家住宅」の文化財修復事業に寄付されます。

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