2013年12月26日

文芸講座 「詩と絵画 ~安房の芸術~」

館山市図書館創立70周年記念事業として
9月22日(日)に文芸講座を開催しました。


講師には、昨年館山市立博物館(渚の博物館)で開催された
『青木繁「海の幸」オマージュ展』のギャラリートークの講師を務められた、
NPO法人青木繁「海の幸」会理事ワシオ・トシヒコ氏をお招きしました。


絵を評価する仕事について、
18世紀のヨーロッパでは主に詩人が評価していた歴史があること、
そして現在の評価の方法について学びました。


またワシオ氏と館山のつながりは、
青木繁の絵を修復し保存したいとの気持ちから始まったことに触れ、
安房で過ごした2人、青木繁と若山牧水の共通点や作品についてのお話がありました。


詩人であるワシオ氏の最新作
「安房の岸辺で ―もしも私が初めて絵を描くとしたら―」の朗読もありました。
















上の写真の絵は、ワシオ氏の最新作の詩を詠んで、
実際に抽象画家に絵として表現して描いてもらった絵だそうです。
ご覧いただけますか?
ブルーとグリーンの境界にホワイトの細い線。


ワシオ・トシヒコ氏の著書や青木繁、若山牧水に関する本は
図書館で貸出することができます。


「詩集 晴れ、のち<3.11>」 ワシオ・トシヒコ氏 著 
                    (土曜美術社出版販売)

「若山牧水全歌集」 若山牧水 著 (短歌新聞社)