2014年12月26日

新たに 5名誕生!!~館山市子ども市民博士~

12月19日(金)、館山市役所教育長室にて「たてやま子ども博士認定式」がとり行われました。
今回の認定式では、市内小学生5名の認定式が行われました。

子ども博士とは・・・

市内小学1年生~6年生を対象に、「はっけんでんカード」のスタンプが全て(50個)貯まると、子ども博士に認定されます。
スタンプをためるには、市が企画したイベントに参加したり、放課後子ども教室など、子ども市民大学に認定された行事に参加するとスタンプがもらえます。
館山市の広報誌「だんだん館山」にも子ども市民大学が認定されるプログラム一覧が掲載されていますので、是非チェックしてみてください。


その認定式の様子を少しみなさんに紹介いたします。

50個全てためたということは・・・、
50回行事に参加したということになります。すごいことです。
出山教育長から、「認定証」と「記念メダル」が授与されました。
 50個スタンプをためる中で思い出に残っていることを話してもらいました。



「2回目の受賞ができました。1回目より色々な事に参加でき楽しかったです。学校での活動ではなく、ソフトバレーでスタンプがたくさん集まってよかったです。ソフトバレーが1番楽しかったです。」
「心に残っているのは、お話会、ワクワクウキウキ教室です。お話会では、ブラックパネルシアターで動物の大切さ、腹話術をみたり、手話で夕焼け小焼けを覚えたのが楽しかったです。ワクワクウキウキ教室では、昭和女子大学のお姉さんと理科のレモン電池を作り、24個のレモンで豆電球が点いてすごかったです。」
 
「夏休みにスタンプが集まりました。放課後子ども教室で工作や英語、科学に参加して楽しく集められました。ワクワクウキウキ教室やその他の行事に参加して集められて良かったです。」
 
 
 
「ソフトバレーボールを教えてもらい楽しく覚えられました。ワクワクウキウキ教室の算数パズルが、時間がかかったけど完成できて楽しかったです。」
 
「1年生でかはっけん伝カードのことを初めて知って、1番楽しかったのは、放課後子ども教室で竹とんぼを作って飛ばしたことです。放課後子ども教室の抽選がはずれてしまうと悔しいです。今は、合気道と将棋を頑張っています。縄跳びの教室があるといいです。」
と、皆さんとても立派に話してくれました。
 
5名の子ども市民博士と教育長で記念撮影!

最後は、教育長からお祝いのお言葉をいただきました。

「みなさんおめでとう。50個も集めるのは大変です。
1つずつ積み重なって大きくなると賞がもらえます。勉強も少しずつ積み重ねると成果がでます。今回2回目の受賞の子がいます。2年生での受賞の子は2.3回と頑張ってください。
皆さんのお話を聞くと、ワクワクウキウキ教室や、工作、放課後子ども教室など、学校とは違った経験をして色々なことができましたし、知ることができてよかったです。その経験を普段の学校生活にも活かしてください。こういうことをお友達や、色々な人に広めて皆が参加してくれるようになるといいですね。また、希望をどんどん話して新しいメニューを増やしてもらいましょう。
冬休みが長いので、どう過ごすか自分で計画して楽しい冬休みにしてください。」

と、お祝いの言葉をいただきました。


本当におめでとう!!

これからも学校以外でもたくさん「遊んで」「学んで」くださいね。
楽しみながら、たくさんの思い出と一緒にこれからもスタンプをためてくださいね。
今度は、皆さんの希望の教室が開催されるといいですね。
また、みなさんにイベントや認定式でお会いするのを楽しみにしています。

子ども市民大学についてもっと知りたいという方は、
生涯学習課・社教文化係(TEL:0470-22-3698)までお願いいたします。

2014年12月25日

始まっています、博物館のお正月!

博物館本館では、ただいま季節展示を行っています。

どのような展示かといいますと…こちら!



きっと皆様のお宅でも飾るでありましょう、お正月のお飾り です!

また、民俗展示室内に再現展示しています母屋にも、カケノイというお正月用の飾りつけをしています。

市内外のさまざまな「カケノイ」

カケノイとは、本来「懸けの魚」と書きます。読み方は「かけのうお」ですが、「かけのいお」とも読み、この「かけのいお」が訛って「カケノイ」になったと思われます。豊漁になったお祝いに、あるいは初漁で獲れた魚を氏神などに供える風習だそうで、それがだんだんと形を変えて、お正月の飾りとして、神棚にお供えするようになったようです。

稲穂やお茶、するめなどなど…
お供えするものは家や地域によってさまざまで、相浜のような漁村では、獲れた魚に塩をまぶしてお供えし、保存食としても活用していたそうです。


今年も残りわずかとなりました。
博物館本館は、年内は1228日(日)まで開館しております。(休館日など詳しい情報はコチラをご覧ください)


新年には、博物館でぜひお正月気分を味わってくださいね。
 
それでは皆様、良いお年をお迎えください!
 

博物館 年末年始のご案内

館山市立博物館より、年末・年始の休館日についてお知らせいたします。
館によって期間が異なりますのでご注意ください。

◆館山市立博物館本館

館山市立博物館本館

2014年12月29日(月)~2015年1月3日(土)休館
  

◆館山城(八犬伝博物館)

館山城(八犬伝博物館)
 
2014年12月29日(月)~12月31日(水)休館

◆2015年1月1日(木)~1月3日(土)は以下のとおり営業します◆
開館時間:10:30~15:30(入館・受付は15:00まで)
観覧料:小・中・高生 100円(60円) 一般 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
 
※通常期と開館時間・料金が異なりますのでご注意ください!
 
 
◆渚の博物館(館山市立博物館分館)
 
渚の博物館(“渚の駅”たてやま内)
 
2014年12月28日(日)~2015年1月1日(木)休館
 
◆2015年1月2日(金)・3日(土)は以下のとおり営業します◆
開館時間:10:00~16:45(入館・受付は16:30まで)
観覧料:無料
 
※通常期と開館時間が異なりますのでご注意ください!

 
なお、2015年14日(日)からは、全館通常通りの営業となります。

年末・年始もぜひ博物館に足をお運びください。皆様のお越しをお待ちしております!

2014年12月22日

館山クッキング大使 川上文代さんの「親子クッキング教室」を開催しました!!




(全体写真)

12月21日(日)に館山市コミュニティセンターを会場に「親子クッキング教室」が開催され、館山市内の親子13家族34名が参加し、料理作りを楽しみました。



(デモンストレーション)

この教室は、同市中央公民館と健康課が連携して行っている料理教室で、講師には、デリス・ド・キュイエール川上文代料理教室主宰、料理研究家として活躍している、館山クッキング大使の川上 文代さんを迎えて開催しました。
   
(講座の様子)
 
今回のテーマは「乳製品を使ったクリスマスメニュー」
「トマトのシーフードグラタン」、「雪だるまのビーフストロガノフ」、「クリスマスのティラミス」の3品に挑戦しました。

教室は、川上先生のデモンストレーションを挟みながら、親子で協力し合い調理に挑戦。包丁を使う我が子に手を添えている親の姿が印象的でした。子どもたちは、野菜を切ったり、具材を炒めたりとレシピを見ながら調理を一生懸命行いました。開始から2時間ほどで、各家族とも無事に完成し、満面の笑みで試食をしました。



(完成品)
 

参加した子どもたちからは、「川上先生の説明は、すごく丁寧でわかりやすく楽しく料理が出来ました。」や「自分では作れないような料理を作ることができてとてもうれしかった。」

また、参加した親御さんからは「身近にある材料で出来る料理で驚きました。」や「このクッキングの参加が決まってから、家で食事作りを手伝ってくれるようになってくれました。」などの声が聞かれました。

講師の川上文代さんからは「親子で一緒に料理をすることでコミュニケーションも深まる。子どもも自分で作って食べるとあまり好き嫌いをしなくなる。また、自分で作った料理は倍おいしく感じるので、今後も作ることも食べることも楽しんでほしいです。」と語っていました。
 
<親子クッキングPhoto> 
 
 
 



 
親子クッキング(千葉県牛乳普及協会委託事業) 
概要:千葉県牛乳普及協会委託事業として、乳製品を題材に実施する事業。
料理教室を通じて、親子の交流、食育の推進などを視点に市中央公民館、健康課と連携し、親子対象で行う料理教室。
講 師:館山クッキング大使 川上 文代 
協  力:主任管理栄養士1名 栄養士2名、保健推進員9名
テーマ:乳製品を使ったクリスマスメニュー
参加者数:13家族34名(男4名・女30名 大人13名・子ども21名)

第6回ふるさと講座を開催しました!!

館山市中央公民館の「ふるさと講座」(6回目)が12月20日(土)に館山市コミュニティセンターを会場に開催しました。

今回のテーマは「安房の観音霊場と巡礼道 その3」。今回で3回目を迎えた今回の講座では、瀧本堂(鴨川市大山)から新御堂(館山市亀ヶ原)までの巡礼道の講義行われ、館山市文化財保護協会 会員で、先ごろ、千葉県文化財保護協会から文化財保護功労者として表彰された清水 信明 氏を講師に招き、講義が行われました。


(講師の清水 氏)

講義では、巡礼道の説明を資料の地図とスライドを使って説明が行われました。



 
(講座の様子)
 

講座の参加者からは「自分では結構知っていたと思っていたが、スライド等での解説により、往時の歴史や生活が良く理解できた」などの声が聞かれた。
なお、当初予定されていた現地学習は雨天のため、中止となりました。

次回(第7回)のふるさと講座は、千葉県文化財保護協会 理事長 早川 正司 氏を講師に招き「房総の五輪塔」と題し1月17日(土)に同会場で開催されます。

詳しくは《ここをクリック》してください。



ふるさと講座(6回目)

概要: 館山市を中心とした「ふるさと」に潜在する地域資源について、知りたい、学びたいという市民等を対象に、中央公民館で20年以上継続して実施している事業。地域の歴史、生活、自然等をテーマに開催している講座で、今年度は全8回の予定。
主 催:館山市中央公民館
講 師:館山市文化財保護協会 会員 清水 信明 氏
テーマ:「安房の観音霊場と巡礼道 その3」
参加者数:64名(男41名 女23名)【講義】

2014年12月17日

房総の郷土芸能2014が開催されました!

平成26年12月13日(土)鴨川市市民会館で「房総の郷土芸能2014」が開催されました。
館山市からは、竜岡の神楽舞青柳のかっこ舞が出演しました!

竜岡の神楽舞
竜岡の神楽舞は竜岡地区の南竜と北竜に伝承されてきました。
8月9日と10日の例祭日に竜岡神社に五穀豊穣・無病息災を祈願して奉納されます。
演目は「サガリハ」「鈴」「狂い」などで、見どころは「舞込め」。
獅子が観客の頭をぱくぱくと噛み、観客は大喜び。
噛まれた人は願い事がかなうと伝えられています。
 
青柳のかっこ舞
 
青柳のかっこ舞は、青柳区に伝えられてきました。
8月1日と2日の祭礼の日に日枝神社や館山神社で行われます。
かつては青年たちが行っていましたが、今は子どもたちが獅子頭を頭にかぶり、雄獅子、中獅子、雌獅子となります。
 
鴨川市からは、北風原のかっこ舞、和泉の三役、南房総市からは、千倉町久保の神楽、小戸の初午祭り、鋸南町からは、市井原の獅子舞・神楽舞が出演しました。
 
それぞれの熱演に観客から盛大な拍手が送られました。
幕間のインタビューでは、多くの方が継承していく難しさを語りながらも、自分たちの伝統芸能に誇りをもっている様子が印象的でした。
 
参加された皆様、応援に鴨川市市民会館まで駆けつけた皆様、お疲れ様でした!

第40回館山市親子写生大会の表彰式を行いました!

 平成26年12月10日(水)に、第40回館山市親子写生大会の表彰式を館山市コミュニティーセンターで開催し、17名の入賞者とその保護者の方が参加しました。





 『各部の最優秀賞・優秀賞・青少年相談員会長賞』の受賞者は、主催者である館山市青少年相談員連絡協議会の羽田清司 会長 から『アロハガーデン賞』の受賞者は会場を提供していただいたアロハガーデンたてやまの安西里枝 様 から、それぞれ賞状と賞品が授与されました。

 
 
 
 
 
 
 
 表彰式の最後には、表彰式に参加した入賞者全員で集合写真を撮りました☆

 
来年も館山市親子写生大会を予定していますので、皆様のご参加をお待ちしてます!! 

2014年12月5日

第6回安房学講座を開催しました!

11/29 () 、第6回安房学講座が開催されました。

今回は、講師に、東京大学千葉演習林助教當山啓介(とうやま けいすけ)先生をお招きしました
「大学演習林120年の歴史から見る社会の変遷」と題し、1953年に昭和天皇皇后両陛下が安房の地を御巡幸され、演習林を視察された際の映像なども紹介しながら講演していただきました。




講師の當山 啓介先生

當山先生は、2011年に東京大学大学院農学生命学研究科博士課程を修了した農学博士です。
同年11月から、東京大学千葉演習林の助教を務め、共著にわが国最古の「大学の森」東京大学千葉演習林のすべて』(演習林出版局発行、2014年)があります。                     
 


当日は、あいにくの雨にもかかわらず40名以上の方が、熱心に聴講されました。

東京大学演習林は農学部の森林科学専攻(旧「林業科」)に対応する大学付属施設で全国に7か所あります。千葉演習林(清澄)が国内最古の演習林で1894年に創設されました。
人工林4割、旧薪炭林4割強、原生的天然林2割弱の森林で、森林の生態、林業、樹病や品種の教育研究などを実施しています。


南房総の多くの山で、目にするトウジイの木(マテバシイ)は、内房では枝を海苔の養殖に使用するため また、外房ではサバ節やカツオ節を造るための燃料()として人工的に植えられた、漁業が作り出した植栽林だそうです

 
現在では、トウジイの木も、利用価値がなく、手が付けられていない状況です、また人工林の殆どが杉、ヒノキですが、これも輸入木材や円高などにより需要が不足する、厳しい状況とのことです。 

しかしながら、森林は成長するまでに超長期を要する産業であり、社会変動に即応ができない反面、すでにあるものを大事にすることにより、優位になる可能性を含んでいる、とのお話もありました。

このように、林業の120年とそれに関わる問題を、わかりやすくお話ししていただきました。
 



多くの方のご参加、ありがとうございました!

 
なお、千葉演習林は毎年節分の日に資料館を公開するほか、紅葉の時期に森林の一般公開(今年は終了)をしているそうなので、皆さんも行かれてみてはどうでしょうか。





次回の第7回安房学講座は、千葉県立中央博物館 主任上席研究員加藤 久佳先生を講師にお迎えし「安房地方の化石 最近の話題と題して講演を行います。
来年1月10()午後130から、渚の駅“たてやま 海辺の広場レクチャールームでの開催となります。次回もぜひご参加ください。