2014年9月29日

展示解説会&講演会を開催しました!


館山市立博物館本館では、只今「里見氏安房国替400年特別展 里見氏の遺産・城下町館山ー東京湾の港町ー」を開催中です。詳細はコチラ


その特別展の第1回解説会が去る9月13日(土)に開催されました。

解説員は、岡田晃司館長です!

解説する岡田館長(中央)


当日は実に沢山の方にご参加いただきました。
 






こんなに沢山の方が…!
 

熱心な館長の解説に負けないくらい、皆さん真剣に耳を傾けて下さいました。
地元のみなさんの、里見に対する強い関心がうかがえました。


説明に聞き入る皆さん


また、9月23日(火)には、国立歴史民俗博物館の小島 道裕教授を講師にお迎えし「城下町の歴史ー中世から近世へー」と題した講演を行っていただきました。

講師の小島 道裕教授
 

織豊政権(織田・豊臣の政権下のこと)に連なる大名は、領国の新たな中心地として、家臣団と商職人を城下に集中させた城下町を建設しました。その歴史が、現代都市へと続く多くの都市を形作っていきました。

今回の講演会は、そんな課程を都市に出された掟書などから読み解いていくというもので、近年発見された里見氏関連の文書も紹介されました。

館山の城下町についてもお話いただきました。
 
こちらの講演会にも非常に多くの方にご参加いただきました。皆さん、ありがとうございました!

満員御礼!
 

展示解説会は後日第2回が行われます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

◆第2回展示解説会

日時:10月11日(土) 午後1時30分~午後2時

会場:館山市立博物館本館 特別展示室

※展示解説会に参加される方は、入館料が必要となります。

2014年9月19日

第3回安房学講座を開催しました!

9月6日(土)、今年度第3回の安房学講座を開催しました。

 
今回は、江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授髙橋 克(まさる)先生を講師にお招きし、ご講演いただきました。
テーマは「房総のシオフミ祭り―海にまつわる祭りたちー」です。
 

講師の髙橋 克先生

髙橋先生は、千葉県立安房博物館時代に上席研究員として勤務されており、その時に開催された企画展「海のまつり」にも携わっておられました。

 
当日は暑さがぶり返し、残暑厳しい中でしたが、40名以上の方にご参加いただきました!

ご参加、ありがとうございました!
 
シオフミ祭りとは、神輿が海に出向き、海岸線を練り歩いたり、海に入ったりするお祭りのことです。また、神輿だけでなく、神の使いとされた馬など、神聖なものが対象とされる例もあるそうです。


富津市吾妻神社の馬だし祭り。馬が海岸を疾走します。
 
千葉県は県土のほとんどが海に囲まれていて、海に関わりの深い土地柄からか、安房・上総・下総すべての地域でこのシオフミ祭りが見られるそうです。

船形祭礼の御船。「御浜出」もシオフミに含まれるそうです。
 
祭礼のなかには、神輿を海に浸からせたり、持ち上げて落としたりなど、一見手荒に見えるようなものもありますが、神様は賑やかなものが大好きなので、返って荒々しいほうが好まれるなど、お祭りについての面白いお話も色々聞かせて下さいました。

神輿が大変なことに…!!
 
次回の第4回安房学講座は、立正大学仏教学部教授寺尾 英智先生を講師にお迎えし「日蓮と安房」と題して講演を行います。
10月4日(土)午後1時30分から海辺の広場レクチャールーム(渚の博物館)での開催となります(次回より、会場は通常通りとなります)。
次回もぜひご参加ください!

2014年9月11日

歴史副読本「さとみ物語」販売開始

歴史副読本「さとみ物語」の販売を開始しました!
安房地方の歴史を作った一族である安房里見氏について学んでみませんか。

歴史副読本「さとみ物語」

やさしい文章で、写真や解説図がたくさん掲載!
館山市マスコットキャラクターのダッペエが解説!

◆販売価格:1冊300円
◆販売場所:館山市立博物館本館、館山城(八犬伝博物館)、赤山地下壕跡(豊津ホール)
館山市立博物館ミュージアムショップでも販売中! http://www.city.tateyama.chiba.jp/hakubutukan/page016384.html
 
※小中学生用教材の歴史副読本「さとみ物語」と表紙は異なりますが、内容は同じです。

2014年9月7日

ハッピーファミリー「交通安全教室~ 車の事故に巻き込まない 巻き込まれない」を開催しました!

平成26年9月2日(火)に元気な広場『ハッピーファミリー「交通安全教室 ~車の事故に巻き込まない 巻き込まれない」』を開催しました。

講師には、館山警察署交通課 (なか)() (つとむ) 氏を講師に迎え、26組58名(内子ども30名)の親子が参加し、幼児に対する交通安全指導やチャイルドシートの重要性についての説明が行われました。


(この日のために子供たちが書いた絵が!!)

幼児に対する交通安全指導ではDVDを放映しながら行ったため、幼児たちは楽しみながら交通安全の大切さを学びました。



(ジェスチャーゲーム)

た、チャイルドシートの重要性の説明には、母親たちが熱心に聞き入り、説明後の質疑応答では多くの質問が行われた。



(講義の様子)
加者からは「チャイルドシートへの子どもの乗せ方や年齢に応じた装着方法などが聞けて良かった。チャイルドシートの重要性もわかり、これからは、今まで以上に交通安全を心掛けたい。」との声が聞かれました。


 
(DVD鑑賞)
 
(質問かな???)

 
講師を務めた仲佐氏は「チャイルドシートを嫌がるお子さんは多いですが、交通事故の際、シートを締めずに親が子どもを抱えているだけでは、支えきれず離してしまって大参事になる事例があります。安全上からも親の義務として締めることに慣れさせてもらいたい。また、大人は事故の際状況に応じて、身構えることができますが、子どもは身構えることができません。子どもの身を守るためにも、しっかりとチャイルドシートを締めていただきたい。」と語っていました。



子育て支援講座 ハッピーファミリー
「交通安全教室 ~車の事故に巻き込まない 巻き込まれない」

概    要館山市健康課、中央公民館、元気な広場の共催事業で、「子育てに必要な様々な情報の提供や子育て中の方が共に友達づくり、子育ての情報交換ができる機会を提供すること」を目的とし、毎月様々な講座を元気な広場などで開催する講座。
講   師:館山警察署交通課 仲佐
参加者数:26組58名(内こども30名)


2014年9月6日

9月9日はなんの日?

9月9日は、里見忠義(ただよし)が国替を命じられて、ちょうど400年目にあたります。

400年前の9月9日(旧暦)、重陽(ちょうよう)のお祝いのため、21歳の忠義は将軍徳川秀忠に挨拶しようと江戸城に登城しました。
重陽はとてもおめでたい日です。
忠義も楽しい気持ちだったに違いありません。

しかし、登城すると、将軍へのお目見え前に忠義の前に現れたのは老中たちでした。そして彼らは忠義に国替を言い渡していったのです。

安房国は没収され、とても遠い地である伯耆(ほうき)国倉吉(現在の鳥取県倉吉市)を与えられました。
国替とは、引っ越しを強制されることです。
館山城は壊され、倉吉に引っ越した忠義は、その後お家再興を願うものの、29歳の若さで亡くなり、里見家は断絶してしまいました。

里見家の行く末を決めたともいえる9月9日(旧暦)からちょうど400年。
館山市立博物館では里見氏安房国替400年特別展第1期「里見氏の遺産・城下町館山-東京湾の湊町-」を開催しています。

里見氏がつくり残した館山の町、里見氏を支えた人々、なぜ突然国替を命じられたのか、などをわかりやすく紹介・解説しています。
ぜひご来館ください!


開催期間・料金など詳しくはこちら
(館山市HP内の該当ページに移動します)

2014年9月5日

夏休み特別企画!課外放課後子ども教室

【夏休み企画第1弾!】
月26日(火)に西岬放課後子ども教室では、夏休み特別企画として、ペットボトルロケット&流しそうめんを実施しました。夏休みの教室でしたが、32名の児童が参加しました。
 
放課後ボランティアスタッフの方々が前日から流しそうめんの竹を用意し、当日は朝からたくさんのそうめんを茹で子ども達を迎える準備をしました。
子ども達は準備ができるまで、ペットボトルロケットを作り、チームで誰が一番飛ばせるか競い合いです。羽を上手く付けたり、バランスをとったり1年生から6年生までが協力してオリジナルロケットの完成です。 
 

 
水しぶきをあげながら飛ぶロケットに子ども達は夢中。
中には校庭の隅まで飛ばすチームもありました。動いた後はお腹も空き、流しそうめんの時間に。
竹のまわりには、たくさん子どもが流れてくるそうめんを待ち構え、美味しくそうめんをいただきました。


 
スタッフのご厚意で、自家製のジャガイモやスイカまで用意され、夏休み最後に楽しい放課後子ども教室を過ごすことができました。



【夏休み企画第2弾!!】 
8月28日(木)には、船形・那古・神余・九重放課後子ども教室が4教室合同で夏休み「特別企画!課外放課後子ども教室~大房岬少年自然の家プラネタリウム 夏の星座を見つけよう!」を開催しました。普段各学校単位で行う放課後子ども教室も、夏休みを利用し、学校を飛び出して初の4教室合同での実施となり104名の子ども達が参加しました。
夏休みで久しぶりの再会の子ども達はバスを待つ間もにぎやかです。プラネタリウムの上映が始まりだんだんと暗くなった天井に満点の星空が映し出されると、子ども達からは「うわぁー」    「きれー」の声と共に拍手がおきました。その後も、夏の星座や、星の色など大房の所員さんの説明を聞き、すっかり星空通になりました。



その他の教室でも今年は、自衛隊見学に行きました♪

夏休みに楽しい思い出がまた一つできました。
ボランティアのスタッフの方々、いつも子ども達のために色々な企画をしていただきありがとうございます。

『放課後子ども教室とは』
平成19年度より、国の支援を受け「放課後子ども教室推進事業を創設しました。本事業は、小学校の余裕教室等を活用して、すべての子どもを対象に、地域の方々の参画を得て、学習や様々な体験・交流活動、スポーツ・文化活動等の機会を提供する取組として行っています。具体的な活動内容は地域によって様々で、現在館山市では、船形、那古、北条、西岬、神余、豊房、館野、九重の8教室が、木曜日の放課後に実施しています。

2014年9月3日

第2回たてやまオープンカレッジを開催しました!

館山市中央公民館では、8月30日(土)に中央学院大学館山セミナーハウスを会場に、成人教養講座「たてやまオープンカレッジ」(2回目)を開催し、37名の受講者が参加しました。
この講座は、市民生活に直結した現代的課題をテーマに、市民が心豊かに生活を楽しんでいただくため、生活に役立つ知恵などを知ってもらう目的で、中央学院大学と館山市中央公民館が共催事業として実施しています。

(講義の様子)

2回目となる今回は、中央学院大学 商学部准教授 村本(むらもと) (のぶ)(ゆき) 氏を講師に招き、「中高年の健康とスポーツ」と題し、通常の講義形式だけではなく、実技も取り入れて行いました。

講義では、骨・関節・筋肉などの運動器の衰えや生活習慣等を原因とした、“ロコモティブシンドローム(症候群)【通称:ロコモ】”による介護を予防する解説を科学的・身体構造的に行いました。

(棒を使って、敏捷性のチェック)

また、実技では椅子に座って出来る運動や開眼・閉眼片足立ちで何秒立っていられるかなどをテスト形式で行いました。その他にも棒を利用しての敏捷性(びんしょうせい)のチェックや股関節運動、肩関節運動などを実践し、参加者は心地よい汗をかきながら、笑顔で自身の体力をチェックしました

(開眼・閉眼片足立ち)

講座の受講者からは「ロコモについて勉強し、実際に体をどのように動かせば効果があるか良くわかりました。」や「楽しく運動が出来て、毎日でも体を動かそうと思えるような気持ちになりました。」などの意見が聞かれました。

(股関節運動)
(マットを使ってのストレッチ)

講座を終えた村本教授からは「ロコモ、メタボ、認知症の3つすべての症状が出ると、要介護の状態になる確率が高くなるので気を付けてもらいたい。本日の受講者は、テーマに関心があり来られた方なので、お元気な方ばかりでした。今日の知識を参考にしていただいて、これからも長い健康寿命を目指してもらいたいですね。」と語っていました。

次回のたてやまオープンカレッジは、同会場で10月11日(土)に開催されます。
詳しくは《ここをクリック》してください。


たてやまオープンカレッジ(2回目) 

概  要市民が心豊かに生活を楽しんでいただくため、生活に役に立つ知恵の紹介などを中央学院大学の教授、准教授を講師に迎え、全5回で中央学院大学館山セミナーハウスで開催する講座。
主 催:中央学院大学 館山市中央公民館
講 師:商学部准教授 村本 伸幸 
テーマ:「中高年の健康とスポーツ」
参加者数:37名(男17名 女20名)