2015年7月24日

収蔵資料展「戦時のたてやま」開催中です

館山市立博物館本館では、現在、収蔵資料展「戦時のたてやま」を開催中です。
 

昭和20年(1945)に太平洋戦争が終結してから、今年で70年目となります。
今回はその節目に合わせ、戦時の館山市域のようすを取り上げます。

昭和5年(1930)に設置された館山海軍航空隊をはじめ、軍事施設が数多く存在した地域の
特徴や、戦時の人々の暮らしを紹介しています。

夏休み中の開催ということもあり、学校教育や子どもの遊びに関するさまざまな資料も展示。
身近な資料を通じて、「戦争によって生活がどのように変わっていったのか」という問題を
考えるきっかけにしていただければ幸いです。

子供の学びの中にも戦争の影が…。

さらに今回、特別公開として「青い目の人形」を展示しています。

青い目の人形とは、昭和2年(1927)にアメリカから日本の子どもたちへ親善使節として贈られた人形です。
日本からは答礼人形が贈られ、日米の交流がはかられましたが、昭和16年(1941)に太平洋戦争が始まると、多くの人形が燃やされたり、捨てられたりしました。
今回の展示では、君津・安房地域に残された5体を特別公開しています。
 
お子さんは、夏休み中の自由研究の素材として。
大人の方は、地域を生きた人々に思いをはせる機会として。
ぜひ、博物館へと足をお運びください。

皆さまのご来館をお待ちしております!


◆◆詳細は、以下のリンク先をご覧ください◆◆

なお、以下の日程で担当学芸員による展示解説会を開催します。
 第1回 7月25日(土) 13:30~14:30
 第2回 8月22日(土) 13:30~14:30
※解説会に参加される方は、入館料が必要となります。

2015年7月22日

子育て支援講座『ハッピーファミリー』「みんなで話そう子どもの個性!わくわく親子遊びつき」を開催しました!

平成27年7月15日(水)に館山市 元気な広場で
ハッピーファミリー「みんなで話そう子どもの個性!わくわく親子遊びつき」』
が開催され、1230名の親子が参加し座談会や親子遊びを楽しみました。

講師には、NPO法人たからばこの会員を招き、参加した保護者などに体験談などを語り、悩みを共有する交流の場となりました。

第1部ではグラデーションスカーフをひらひらさせたり、カラフルなパラシュートを使って、風を感じたりしながら親子遊びを実施しました。子どもたちは大はしゃぎしながら喜んでいました。



(↑写真:親子遊びの様子↑)
 

第2部では、たからばこの会員が発達障がい児の子育てなどについて語りました。

「最初は娘の障がいに気付けなかった自分をずっと責めていました。でもそんな中、あまりしゃべらない娘に慰められました。また、多くの人に出会い自分はひとりではないと気づきました。」などの体験談などを語りました。

講座に参加した親御さんからは「子どもはバルーン遊びがとても気に入ったようです。周りの子たちと同じように遊んでくれて良かったです。」や「たからばこの会員の皆さんの話に聞き入ってしまいました。私自身も子どもに求めすぎたり、急がせたりするところがあります。今日のお話を聞いて、子どもを愛おしく想うことがすべてだと思いました。大変参考になりました。」などの声が聞かれました。



(↑写真:座談会の様子)


また、講師の同法人の武田氏は「発達障がいは生まれつきの脳の障がいのために起こると考えられていますが、まだ原因はわかっていません。決して親のしつけや子どものわがままではありません。発達障がいはものの見方、言葉、人との接し方、運動などみんなと同じようにできないことがあります。個性には強い人、弱い人、ほとんどない人と様々です。いろいろな個性を持つ子どもたちがいますが、ありのままを受け入れてほしいです。」と語っていました。

「NPO法人たからばこ」は、自閉症やAD/HD、学習障がいなどの発達障がいを持つ子どもたちの抱える困難と彼らの世界の素晴らしさを多くの方に知ってもらい、彼らが自分らしく生きられる社会を作ることを目的として、講演会などを通して、障がい児やその保護者などを支援している団体で、安房地域を中心に活動をしています。

「子育て支援講座 ハッピーファミリー」は、館山市健康課、中央公民館、元気な広場の共催事業で、「子育てに必要な様々な情報の提供や子育て中の方が共に友達づくり、子育ての情報交換ができる機会を提供すること」を目的とし、毎月様々な講座を元気な広場などで開催しています。

2015年7月21日

館山市内の子ども達の活動を取材する、「きらきらキッズたてやま 2015年夏号」が出来上がりました!!

今回の表紙は、
ゴミを拾って馬と仲良し~馬と一緒にゴミ0運動~」です。
6月6日にホーストレッキングパーク館山主催で平砂浦海岸でで行われたゴミ0運動
の様子ですゴミを拾うと、馬にあげるニンジンがもらえました。綺麗になった海岸で馬にも乗せてもらいました!



他にも、
豊房小学校で行われた出前フラメンコ教室♪の様子や
第17回 あわ夢まつり
房南中学校で行われた田植え体験
少年の日・地域のつどい ドッジボール大会
の様子が載っています。

また、「遊び発見伝」コーナーでは
紙飛行機発射台
という、牛乳パックを使って、紙飛行機がよく飛ぶ発射台の作り方を紹介しています。
紙飛行機を作って、発射台で遠くまで飛ばしてみましょう♪
きらきらキッズたてやまの記事を載せておりますが、
お近くの公民館・図書館・博物館等にありますので、
是非手にとってご覧ください。

編集局員になりませんか?!
子どもの行事を取材して欲しい!
学校・地域の行事を取材してみたい!
少しでも興味をお持ちの方、もう少し詳しい内容が知りたいという方はお気軽に下記へご連絡下さい。あなたからのご連絡をお待ちしております
館山市教育委員会生涯学習課
きらきらキッズ編集局 0470-22-3698きらきらキッズ編集局のみなさん、お疲れ様でした。
次回のきらきらキッズもお楽しみに!!

新たに4名誕生!!~館山市子ども市民博士~

7月17日(金)、館山市役所教育長室にて「たてやま子ども博士認定式」がとり行われました。
今回の認定式では、市内小学生4名の認定式がおこなわれ3名が出席しました。

子ども博士とは・・・

市内小学1年生~6年生を対象に、「はっけんでんカード」のスタンプが全て(50個)貯まると、子ども博士に認定されます。
スタンプをためるには、市が企画したイベントに参加したり、放課後子ども教室など、子ども市民大学に認定された行事に参加するとスタンプがもらえます。
館山市の広報「だん暖館山」にも子ども市民大学が認定されるプログラム一覧が掲載されていますので、是非チェックしてみてください。

その認定式の様子を少しみなさんに紹介いたします。

50個全てためたということは・・・、
50回行事に参加したということになります。すごいことです。
出山教育長から、「認定証」と「記念メダル」が授与されました。



50個スタンプをためる中で思い出に残っていることを話してもらいました。
 

「行事や渚の教室に参加してためました。6年生になってもためたいと思います。貝殻を削ってストラップ作りをしたのが印象に残っています。」
「50個スタンプをためるために、休まず頑張りました。自衛隊見学でヘリコプターを見れたことが1番楽しかったです。」
生まではたくさん集められたけど、後半は休んでしまい大変でした。でもためられてよかったです。」
と、話してくれました。
 
最後は、教育長から
「おめでとうございます。50個ためることは大変なことです。1日に1個努力したものが、1つずつたまり、50個ためて賞がもらえました。勉強も急にはできないけれど、少しずつためたように、みんなできるので1日1日頑張ってください。3年生でたまったのはよく頑張りました。5年生は2回目3回目目指してチャレンジしてほしいです。
と、お祝いの言葉をおくりました。

本当におめでとう!!
5年生は放課後子ども教室に参加した内容や、渚の教室に参加したことが思い出に残っているようです。3年生は大房岬少年自然の家のイベントに参加しました。色々な教室に参加しているみんなのカードは、色々なスタンプが押されていました。
これからも学校以外でもたくさん「遊んで」「学んで」くださいね。
楽しみながら、たくさんの思い出と一緒にこれからもスタンプをためてください。
また、みなさんにイベントや認定式でお会いするのを楽しみにしています。

子ども市民大学についてもっと知りたいという方は、
生涯学習課・社教文化係(TEL:0470-22-3698)までお願いいたします。

2015年7月17日

第2回活弁八犬伝『犬塚信乃の冒険』を開催しました!

去る7/11(土)、館山市立博物館本館にて、2回活弁八犬伝『犬塚信乃の冒険』が開催されました。

講座の様子

当日は一週間以上も続いた雨がようやく止み、打って変わってうだるような炎天下の空模様でしたが、16名もの方にご参加いただきました!


前回の第1回では、戦に負けて安房に落ちのびてきた里見義実が、安房を平定するなかで玉梓という女性に呪いをかけられ、その呪いのせいで大事な一人娘である伏姫を犬の八房に嫁がせなければならなくなり、その後伏姫が亡くなる際、仁義礼智忠信孝悌の字の浮き出た八つの玉が飛び散ったという場面までをお話ししました。詳細はコチラ⇒

今回はその後のお話で、八犬士の一人である「犬塚信乃」が誕生し、己の使命を果たすために旅に出るまでを上演しました。


今回の主役・犬塚信乃


「犬塚信乃」は、八犬士の中でも人気が高く、序章では主役級の働きをします。特に「芳流閣の戦い」八犬伝屈指の名場面として、歌舞伎や舞台の題材としても好まれています。

錦絵「芳流閣両雄動」(月岡芳年 画)
上にいるのが「犬塚信乃」です。


講座は軽快な語り口に、プロジェクターを使用して、挿絵や錦絵なども交えた非常に分かりやすいものでした。また、登場人物によって声音を変えたりなど趣向をこらし、参加者のなかからは感嘆の声や笑い声が上がっていました。

集会室での活弁終了後は、お城に登って八犬伝の資料を見ながら、更に詳しい解説を行いました。


資料を見ながらの説明中です。

遠くに沖ノ島も見えます。

館山の街が一望できます。


ご参加くださった皆様、お疲れ様でした!今後も博物館の活動をどうぞよろしくお願いいたします!