2016年5月22日

戸外で児童向けおはなし会を開催しました


 5月14日(土)、初夏のさわやかな空のもと、館山市図書館児童室前で「児童向けおはなし会」を開催しました。

幅広い年齢の子どもたちと保護者28名が参加し、紙芝居「さるとわに」や絵本の読み聞かせ「サンドイッチサンドイッチ」「くだものなんだ」、手あそび等を楽しみました。
 
 
▲紙芝居 「さるとわに」
 
 
 
 

 

*おはなし会で読み聞かせをした本のご紹介*

「くだものなんだ」きうち かつ/福音館書店 E

 この本は、次々に登場するくだものシルエットを、くだものとは全く別のものに例えながら、クイズ形式で読みきかせることができます。

くだものが「ペンギン」に見えたり、「はなび」に見えたりと、幼児絵本シリーズの中では難しめかもしれませんが、想像力を働かせて、ものごとを柔軟に考えるきっかけになる1冊ではないでしょうか。

 

 

読み聞かせの会場では、参加した保護者の方たちからも声があがり、みんなで何のくだものか考えました。

 

【本の内容から一部紹介します】

これはなんだろう?

ぞうのはなかな それとも...

▲読み聞かせ「くだものなんだ」


 

『みたことあるけど・・・』

 

『なんだろう~・・・』

 
 

答えは、「りんご」でした。

 

 

※この本には、他にもシリーズがあります。こちらも図書館にありますので、ぜひお子さんの読み聞かせに、ご利用ください。

「やさいのおなか」きうち かつ/福音館書店 E

「やさいのせなか」きうち かつ/福音館書店 E

 

 

協力した「館山子どもの文化研究会」のボランティアスタッフからは、「戸外での開催だったため、天候に恵まれてよかった。絵本の読み聞かせで、子どもたちとのやりとりが楽しかったです」という声が聞かれました。

 

館山市図書館では、ボランティアの方々の協力をいただきながら、今後もおはなし会を定期的に開催します。どうぞご参加ください。

 

≪5/14(土)の内容≫

・手あそび 「1、2の3」
・紙芝居  「さるとわに」
・絵本の読み聞かせ「サンドイッチサンドイッチ」
・手あそび 「おにぎりキュッキュッ」
・絵本の読み聞かせ「あな」「くだものなんだ」
 
 
 
【問い合わせ】
館山市図書館
館山市北条1740
電話:0470-22-0701
E-mailtosyokan@city.tateyama.chiba.jp
 
 

2016年5月13日

ダッペエ1日図書館長がおはなし会にやってきました!


/23(土)の「子ども読書の日」を記念して、館山市マスコットキャラクターのダッペエが1日図書館長として、大活躍!辞令を交付されたダッペエは、参加者と一緒に、絵本読み聞かせの前の手あそび「なかなかほい」を行った後、1日図書館長として業務を行いました。
 
おはなし会では、図書館職員や「館山子どもの文化研究会」のボランティアスタッフが絵本の読み聞かせやパネルシアターなどを行い、児童や保護者など35名の方たちが参加してくれました。

 
 大型絵本「三びきのやぎのがらがらどん」では、大きさの違う三匹の「がらがらどん」という同じ名前のやぎたちが、山の向こうの草を食べにいく途中の橋で出くわしたトロルと戦っていく様子を、大型絵本ならではの迫力で味わっていただきました。また、パネルシアター「ねずみとかぜ」では、絵を描いて切り取った絵人形を貼ったりはずしたり、動かしたりしながら、お話に合わせて次々に登場する「かぜ」が、ねずみや木や家や山などを吹き飛ばしていく様子が描かれ、パネルシアターならではの動きの変化を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
 
おはなし会の最後では、再登場したダッペエ1日図書館長から読んだ本を記録しておける読書貯金通帳をプレゼントしました。ダッペエ館長の願いは、子どもたちがたくさんの本にふれて、元気いっぱい成長してくれること。館山市図書館では、毎月おはなし会を開催していますので、ぜひご参加ください。
 
次回の児童向けおはなし会は、5月14日(土)午後2時から、野外での開催を予定しています。
 
4/23(土)児童向けおはなし会内容
ダッペエ一日図書館長任命
1.手あそび「なかなかほい」
2.わらべうた「おやゆびねむれ」
3.大型絵本読み聞かせ「三びきのやぎのがらがらどん」
4.パネルシアター「ねずみとかぜ」
5.手あそび「しゃくとりむし」
6.絵本読み聞かせ「すういのとん くにゃり」
 
 

 


 
▲一日図書館長の辞令を手渡されるダッペエ
             大型絵本「三びきのやぎのがらがらどん」
 
          ▲   絵本読み聞かせ「すういのとん くにゃり」
 
        
       
 
          ▲   房日新聞の検索システムを使用するダッペエ一日図書館長 
 
 
 
          ▲   本の返却をするダッペエ一日図書館長
 
 
 ▲   本の返却をするダッペエ一日図書館長
 
   
            ▲ 貸出業務をするダッペエ一日図書館長
 
 
 
*5月の行事のお知らせ*
≪幼児向けおはなし会≫      5/13(金)午前10:30~
≪児童向けおはなし会≫      5/14(土)午後2:00~
≪わらべうたの会:02才くらい≫ 5/20(金)午前10:30~11:30
≪おはなし会(児童向け)≫        5/21(土)午後2:00~

【お問合せ】
館山市図書館
 館山市北条1740
電話:0470-22-0701
E-mailtosyokan@city.tateyama.chiba.jp
 

 

2016年5月6日

中原淳一の世界にふれてみよう~特設コーナーのごあんない


館山市図書館では、館山・安房の記述がある本、舞台となっている本等、館山にゆかりのある本を、背ラベルの上部にオレンジ色のシールを貼り、紹介しています。

 

今回、特設コーナーでご紹介するのは、晩年を館山で過ごした昭和の稀代のアーティストと称される中原淳一氏(19131983)です。独特のタッチで描かれたデザイン画を、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 
平成252013)年に、生誕100周年を迎えた氏について、月刊MOE 20165月号/白泉社 では次のように紹介しています。
 
 
[昭和の稀代のアーティスト 中原淳一の人生] P16~P17
中原淳一(19131983)は昭和の出版界を疾風のごとく駆け抜けた稀代のアーティストです。淳一は女性の生活に関わるあらゆる事柄―衣食住・教養・マナー等―について独自の哲学と美学を持ち、麗しいイラストレーションでそれを表現し、雑誌を編んで読者に届けました。昭和20年~30年代に婦人雑誌『それいゆ』、少女雑誌『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』を刊行し、雑誌を通して淳一は<美しく生きる>ことを女性たちに伝えたのです。」


館山への移住は、病気の療養のため。昭和581983)年70歳で永眠するまでの11年間を館山で過ごしたと、息子の中原州一氏が書いた「父 中原淳一」中原州一/中央公論社発行19874月 に綴られています。

 
 
中原淳一氏は、たくさんの言葉も残してくれました。この言葉たちには、私たちが日常生活を豊かに送るヒントがたくさん隠されています。

画家であり、ファッションデザイナーであり、たくさんの肩書を持つ氏と皆さんをつなぐ架け橋になってくれるであろう1冊の本と、言葉を紹介します。

 
 

「美しく生きる言葉」中原 淳一/㈱イースト・プレス発行 2004年より
◆笑顔(P32
笑顔の美しい人は、本当に愛らしいものです。
だから鏡に自分の笑った顔を映してよく見てください。

 
◆小さな幸せ (P82
私たちのまわりには、そう幸せなことばかりが
ころがっているわけではありません。
お互いが、ちょっとした心づかいで小さな幸せが生まれて、
その積み重なりがあってこそ、
私たちの暮らしの幸せは生まれるのではないでしょうか。
 

◆食卓の花 (P151
何気なく食卓に添えられた一輪の花が、
どんなに人の気持ちにうるおいを持たせ、
幸福にするかを知っている人でありたい。
 
 
 
  
 
*特設コーナーで紹介している本も、貸出ができますので、ご来館の際には、ぜひ手にとってお楽しみください。
【館山市図書館】 館山市北条1740番地(中央公園の西側です。)22-0701